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【詳しく解説】色板の遊び方!モンテッソーリの視覚教具

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子供に色彩感覚を身に付けさせたいけれど、どうしたらいいのかわからない…。

そんな時はモンテッソーリ教具の色板を使って、楽しく色遊びをしてみましょう。

ここでは、色板の開始時期、ねらい、遊び方、手作り方法をご紹介しています。

ぜひご参照ください。

モンテッソーリ教具「色板」とは?

色板は縦7cm、横3.5cmとなっており、両端に枠が1cmずつあります。

色板を触る時は両端の白い枠をつかむようにして、色の部分に手を触れないようにします。

色板には第1箱、第2箱、第3箱の3種類があります。  

第1箱

赤、青、黄色の三原色の色板で、各2枚ずつ、計6枚が入っています。

第2箱

赤、青、黄、橙、緑、紫、桃色、茶色、灰色、黒、白の11色の色板が、、各2枚ずつ、計22枚が入っています。

第3箱

赤、青、黄、橙、緑、紫、桃色、茶色、灰色の9色のそれぞれに7段階の明度差がつけてある色板が計63枚入っています。

色板は何歳から始めるの?

モンテッソーリの感覚教育は2歳半頃から始めるのが目安になっています。

しかし、実際には日常生活の練習やこども園の生活にある程度慣れた3歳前後から始める場合が多いようです。

同じ視覚教具である円柱さしを始めるタイミングで一緒に始めてみましょう。

色板のねらいを知ろう!

①色を識別する視覚を養う

第1箱から第3箱まで、段々と色の種類が増えていくため、子供の視覚の発達に合わせてゆっくりと色の違いを学んでいきます。

②色の対比や組合せを学ぶ

同じ色を対にしたり、明暗で並べたりする事で、色の対比や組合せを学びます。

③色の美しさを感じる

様々な色の存在や色の微妙な違いを知ることで、色の美しさを感じられるようになります。

ゆっくりStep up!色板の遊び方

まずは、色板の持ち方を教えてから、使い始めましょう。

いくつかの持ち方がありますので、教える時はどれか一つに統一します。

両端を持つ
片端を持つ
片端を持つ

第1箱と第2箱は折り紙で手作りした色板です。作り方は後ほどご紹介します。

第1箱の遊び方

第1箱

①色合わせ

赤、青の2色で色合わせをします。左側に赤、青の色板を置き、同じ色を箱から選び、右隣に置きます。

できるようになったら、黄色を加えて、同じように3色で色合わせをします。

②色の名前を覚える

色の名称を3段階に分けて覚えていきます。以下1、2、3の順番でゆっくり覚えましょう。

<3段階の名称練習>

  1. 親が「これは〇です」と教える。
  2. 親が「〇はどれですか?」と聞いて、子供に指さしてもらう。
  3. 親が「これは何ですか?」と聞いて、子供に「これは〇です」と答えてもらう。

第2箱の遊び方

①色合わせ

第1箱と同じ方法で色合わせを行います。まずは赤、青、黄で行います。

次に、橙、緑、紫の3色を行います。

次に桃色、茶色、灰色の3色を行います。

最後に黒、白の2色を行います。

②色の名前を覚える

赤、青、黄を除いた残りの色の名前を覚えます。第1箱と同様の手順で覚えていきます。

第3箱の遊び方

①色の暗さの順に並べる

子供に9色の中から好きな色を選んでもらいます。

選んだ色の明暗度違いの7枚をすべて取り出し、バラバラに置いた後、一番暗い色から明るい色まで順番に並べていきます。

他の色も同様に行います。

②色の明暗の言い方を覚える

7枚の赤い色板から、一番暗い赤、一番明るい赤、中間の赤を取り出します。

「これは一番暗い赤」、「これは一番明るい赤」、「これはこれよりも暗い(明るい)」と言い方を教えます。

その後、第1箱、第2箱と同様に3段階の名称の練習の手順で練習します。

他の色についても同様に名称練習をしましょう。

③いろいろな形に並べる

63枚すべての色板を使って明暗順にいろいろな形にならべます。

④抜き取られた色板を見つける

上記①の手順で7枚の色板を並べた後に、子供に目をつぶってもらい、親が色板を1枚抜き取ります。

子供の目を開けてもらい、どこの色板が抜き取られたか、当ててもらいます。

どこが抜かれたかな?

最初は抜き取られた色板を見ながら、探します。慣れてきたら、色板を見ないで探し手みましょう。

折り紙を使った色板の手作り方法

折り紙を使って色板を手作りする事もできます。

わが家では手作りしやすい第1箱と第2箱は手作りし、第3箱は購入しました。

①厚紙を縦7cm×横3.5cmに切ります。

②折り紙を縦5cm×横8cmに切ります。

③厚紙に折り紙を巻き付け、のりで貼ります。

折り紙を貼った後にラミネート加工をすると、長持ちします。

色板はこんな効果があった!

効果

✔色合いをよく観察するようになった。
✔色の美しさを実感した。

今まで色と言えば、「赤、青、黄」でしたが、「濃い赤、薄い赤」があることを学び、色の認識が広がりました。

色板の第3箱は濃度が7段階あり、親でも良く見ないと違いを見分けるのは難しいです。

子供もじっくり観察し、「こっちが濃い、こっちが薄い」と順番に並べられるようになりました。

色板を使った後は、虹の絵を書いたり、着る服の色合いを合わせてみたり、色に興味を持つようになりました。

まとめ

モンテッソーリ教具の色板をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

明暗順に並べたり色板はとても綺麗で、子供も興味を持って取り組んでくれます。

第1箱、第2箱は簡単に手作りできますので、ぜひお子さんと一緒に楽しんでみてください。

Information

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トイサブについてはこちらの記事をご参照ください。

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