物をねじったり、ひねったりする動作は日常生活の様々な場面で必要になります。
でも、生活様式の変化で、子供がねじる、ひねるという動作が体験できなくなっています。
生活の中で、取り入れる事ができない場合は、遊びの中にうまく取り入れて、子どもの手の発達をサポートしてあげましょう。
ここでは、子供のねじる、ひねる動作をサポートする「ねじ回しおもちゃ」について、手作り方法、おすすめ品、遊び方などをご紹介します。
1歳、2歳のねじ回しおもちゃ!手作り方法とおすすめ市販品
市販のねじ回しおもちゃはパーツを何度も回すので、初めて遊ぶ1歳児にはちょっと難しいかもしれません。
まずは簡単に開けられるフタ付き容器から始め、慣れてきたら市販のおもちゃにステップアップするのがおすすめです。
1歳にはねじ回しおもちゃを手作りしよう
回して開けられるフタ付き容器を何種類か準備しましょう。
一番初めは円柱状(長さ10cmほど)のフタ付き容器だと、つかみやすいです。
容器の素材は何でもいいですが、2回転ほどで簡単に開くものがいいです。
100均ショップの容器は少しねじっただけでもフタが緩くなり、とても簡単に開きますので、おすすめです。
慣れてきたら、いろいろな大きさ、太さ、高さの容器を使って練習してみましょう
使い終わった化粧品の容器やペットボトルなどは何回かねじらないとフタが開かないので、次のステップとしてはちょうどいいです。
もし、市販のねじ回しおもちゃを使いたい場合は、1〜2回ねじると外れるように調整してから渡してあげるといいと思います。
注意!
小さい容器のフタは誤飲の危険があるため、必ず側について見てあげてください。
2歳からは市販のねじ回しおもちゃ!
容器のフタを開ける事に慣れたら、市販のねじ回しおもちゃを準備しましょう。
市販品にはかわいいねじ回しおもちゃがありますので、ご紹介します。
①HEIMESS社 スターコマ
ドイツのHEIMESS社のスターコマ。0歳の赤ちゃんでもコマを指先で押すだけで簡単に回るように設計されています。回すと真ん中の模様がグルグル回り、何度も回したくなってしまいます。手首が鍛えられそうです。
②ハぺ社 ねじねじつみき
ドイツのハぺ社のねじねじつみき。積み木のピースにネジ穴がついていて、ピースをねじりながら、つなげていろいろなパターンの形を作ります。ピースも握りやすい大きさになっています。つなげない時は普通の積み木としても使えます。
③ジェコ社 ヴィスアニモネジ
子どもたちが好きなイヌ、ウシ、ウサギ、ネコの4種類をモチーフにしています。可愛いカラーと木製の優しい質感が感じられます。動物たちが頭、胴、足の3つのパーツに分かれていて、ねじることでくっつけたり離したりすることができます。
④ボーネルンド社 ネジネジあたまのなかまたち
赤、青、黄をベースにかわいい顔が描かれたねじ回しおもちゃ。
丸、三角、四角の形になっているので、握りやすさや回しやすさが異なります。形通りではなく、自由に組み合わせることも可能です。
⑤ターナ ベーシック(ジェコ)
カラフルでかわいい動物たちのネジ型おもちゃ。2つのピースをネジ回しのようにまわすことで動物が完成します。小さな手でも持ちやすい厚みのあるピースなので、初めてでも遊びやすいです。
市販おもちゃはレンタルもできる!
市販のおもちゃは購入すると1個あたり3,000円前後かかりますが、定額レンタルサービスを利用すると、同じような価格で1か月あたり5~6個のおもちゃがレンタルできます。
わが家でも定額制レンタルサービスの「トイサブ」を利用していますが、おもちゃ
1個当たりに計算すると、月額600円程度で利用しています。
いろいろなおもちゃを一緒にレンタルできるので、とてもおトクです。
レンタルするおもちゃはプランナーさんが最適なものを選んでくれますし、自分でリクエストする事もできます。
ご興味のある方はぜひお試しください!
↓トイサブのサービスや特徴についてはこちらでくわしくご紹介しています。
1歳、2歳ねじ回しおもちゃのねらい
ねじ回しおもちゃのねらいは主に2つあります。
①手首を回す練習をする
1歳、2歳はまだ手首を柔軟に動かす事が難しいです。パーツをねじる動作を繰り返す事で、手首をしっかり回せるようにします。
②フタの開け方を学ぶ
ねじる、ひねる動作ができるようになると容器のフタが自分で開けられるようになります。
また、ねじ回しおもちゃを組み立てる時に、ネジ山を合わせながらねじるため、フタを閉め方も学ぶ事ができます。
まずはお手本を!ねじ回しおもちゃの遊び方
まずは容器のフタを外したり、市販のねじ回しおもちゃのパーツを外す練習をします。
フタの閉めたり、パーツを付ける時は、ネジ山と溝を合わせながらねじらなければならず、難易度が高いためです。
フタやパーツがスムーズに外せるようになってから、閉める練習をしましょう。
最初に親が以下手順でお手本を見せてあげてください。
①子供と一緒にねじ回しおもちゃを持ってきます。
②左手でおもちゃを持ち、右手でゆっくりとパーツを1回転させて、手を離し、もう一度パーツをゆっくり1回転させます。
※1回転させたら、手を離して持ち替えないといけないところをよく見せてあげてください。
③パーツが外れたら、外れたところを子供によく見せます。
④子どもにやりたいか尋ね、子供がやると言ったらやらせてあげてください。子供がやりたくなさそうだったら、無理してやらせず、日をおいてまた誘ってみてください。
※フタやパーツをつけるところも同じようにゆっくりやって見せてあげてください。
1歳、2歳がねじ回しおもちゃで遊んだ様子
わが家では、1歳4ヶ月頃からねじ回しおもちゃで遊び始めました。
まずは、100均ショップの化粧品ボトルからスタートです。
さっそくフタを開けようとしますが、一回転させた後ににぎり直す事ができず、そのまま一回転させて元に戻ってしまいました。
何度かやるうちに、フタが外れると、「あ、外れた!」とちょっと嬉しそうな様子です。
1週間ほどやっているうちに簡単に開けられるようになったので、家にあるいろいろな容器で練習しました。
2歳を過ぎると、ねじ回しおもちゃで遊び始めました。わが家では、ネジネジつみきを使いました。
最初はパーツ同士のネジ山を合わせながらねじるのがうまく行きませんでした。
2歳半頃になると、パーツをつけたり外したりスムーズにできるようになり、組み立てて遊ぶようになりました。
とても握りやすく、家にある積み木とも組み合わせられるので、子供も夢中になって遊んでいました。
実感!ねじ回しおもちゃの効果
取り組んでみて感じた効果は3つです。
最初は容器のフタをねじる事もできませんでしたが、練習するうちに、フタの開け閉めが自由にできるようになりました。
ねじる動作ができるようになると、雑巾を絞ったり、蛇口をひねったりと日常生活で応用できる事が増え、「一人でできるようになった!」と、本人もとても喜んでいました。
まとめ
ねじ回しおもちゃは家庭にあるものや市販品を使って簡単に準備する事ができ、子供も楽しく遊べるのでおすすめです。
ねじる動作は日常生活のいろいろ場面に応用できますので、ぜひ遊んでみてください。
ねじ回しなど組み立てる事が好きなお子さんには大工セットおもちゃもおすすめです。