子供が大好きなシール遊び。
100均ショップでもシールブックなどが売られており、道具も準備しやすく、取り組みやすい遊びの一つです。
シール遊びは単純な遊びに見えますが、2歳児にとってはまだまだ難しい動作です。
でも、やり方を工夫すると、子供も遊びやすく、知育にもなり、一石二鳥です!
ここでは、2歳児向けのシール遊びの道具、と遊び方のバリエーション、わが家で遊んだ様子とその効果をご紹介します。
2歳児向けシール遊びのねらい
シール遊びのねらいは主に2つです。
①指先を意思通りにコントロールする
シールを台紙からはがして、決まった位置に貼るという動作は細かい指先の動きが必要になります。2歳になると指先もよく動くようになってきますので、何度も繰り返す事で、意思通りにコントロールできるようになります。
②集中力や自己肯定感を身に付ける
シールを決まった位置に貼る時は指先に意識を集中させる必要があります。何度も繰り返す事で、集中力が付いてきます。また、決まった位置に貼る事ができた達成感を味わう事で、自己肯定感も身に付きます。
簡単!2歳児向けシール遊びの準備
2歳向けシール遊びの道具はシンプルで揃えやすいです。
・シール 5~10枚程度
・シール台紙 1枚
・シールを入れる皿 1つ
・シールのゴミを入れる皿 1つ
シールについて
100均ショップにで安く購入できます。いろいろなサイズがありますが、最初は直径20mm前後のものを準備し、慣れてきたら小さいものへ変えていきます。
シートのままだとはがしづらいので、シール毎に切り分けて、はがしやすくしましょう。
皿について
底が浅く平たい皿の方がシールを取り出しやすいです。
モンテッソーリ教育では、子供に物を大切に扱ってもらうために、敢えてガラスや陶器の容器を使わせます。ガラスや陶器の方が重さがあるため、作業中も安定して動きにくくなります。
ただ、忙しい中でおうちモンテをされている方もいらっしゃるので、子供がガラスや陶器を落ち着いて扱えるか様子を見ながら使用してみてください。
シール台紙について
シール台紙はネットから無料でダウンロードできます。
丸の数も少ないものから多いものまで様々ですが、2歳児の場合は、数個だとすぐに終わってしまうため、まずは5個~10個の台紙で初めてみるといいと思います。
わが家では「emoプリ」さんのサイトからダウンロードして使いました。シールの大小別や目的別にいろいろな台紙が用意されており、種類が豊富です。
手書きで作成する時は、シールを貼る円ははっきりとした太い線で、コンパス等を使ってきれいに描くようにしてください。
シール遊びのやり方(2歳児編)
シール遊びは両手を使った動作になるため、ゆっくりステップアップしながら進めていきましょう!
バリエーションがいろいろあるので、楽しめますよ!
初めて遊ぶ時はお手本を見せよう!
初めてやる時は、親が以下手順でお手本を見せてあげてください。子供がやり方を理解した後はお手本は省略して構いません。
①道具をトレイに乗せて持ってきます。子供が一人で持ってこられない場合は、親が一緒に持ってきます。
②シールが入っている皿からシールを1枚取り出し、はがします。
③シールをはがした後のゴミをもう一つの皿に入れます。
④シールを貼る位置を確かめてから、その上にシールを貼ります。
⑤何枚かやったところで、子供にやりたいか聞き、やりたい場合はやらせます。やりたくない場合は数日おいてまた誘ってみます。
⑥貼り終わったら、シールのゴミを捨てにいき、道具をトレイに乗せて片付けます。
・シールがはがしずらい時は、角を少し折ってあげるとはがしやすくなります。
・一度に貼るシールの数は、シール貼りに慣れていなければ、数枚から始め、段々と増やしていってください。
・直径20mmのシールに慣れたら、シールを徐々に小さくしていきます。
慣れたらステップアップしていこう!
シール台紙については、以下のような順番でステップアップしていくと、いろいろな作業ができて、子供も飽きずに楽しめます。
ステップ1:小さな黒丸に貼る
黒丸が描かれた台紙はネット上であまり無いと思いますので、無地の部分に手書きで書いてください。
ステップ2:シールと同じ大きさの丸にぴったり貼る
最初はズレてしまうと思いますが、徐々に貼れるようになっていきますので、注意せずに見守ってください。慣れてきたら、シールを小さくしていきます。
ステップ3:丸の色を区別して貼る
色の違いを認識し、台紙の色とシールの色を合わせて貼ります。
ステップ4:丸の大小を区別して貼る
大小の違いを認識し、台紙の丸とシールの大きさを合わせて貼ります。シールの色は大小とも同じものを準備します。
ステップ5:見本と同じように貼る
大小違いや色違いを組み合わせたシール貼り見本をみながら、同じように貼っていきます。2歳半頃から取り組むといいと思います。
丸シールができたらシールブックに挑戦!
丸シールを決められたところにピッタリ貼れるようになったら、いろいろな形のシールを貼れるシールブックに取り組んでみましょう。
①シールはってみよう(くもん)
くもんの幼児向けシールブック。シールを楽しくはりながら、手先の運動能力を育みます。「のりもの」編や「スーパーマーケット」編などもあり、A5サイズと携帯にも便利。表側はシールワーク、裏側は自由に貼るスペースになっています。
②2歳 シールであそぼう(学研)
学研の幼児ワークシリーズのシールブック。
「どうぶつ・おみせやさん」編と「たべもの・のりもの」編があり、A5版なので持ち運びに便利です。表側はシール遊び、裏側は「ひらがな」や「ちえ」といったおけいこができ、2倍楽しめます。
③2歳 できるかなシールブック(学研)
貼ってはがして何度も遊べるお出かけサイズのシールブック。シールが140枚以上ついていて、遊びながら自然に知育ができます。わが家でもレストランの待ち時間などに遊ばせて、とても役に立ちました。
2歳児のシール遊びの様子をご紹介
わが家では2歳2か月になった頃にシールを決まった位置に貼る事を教えました。
最初は20mmのシールを使いましたが、シールをはがすのに少し時間がかかり、何度か指先でひっかいた後にはがしていました。
黒丸の位置を指さして確認し、その上にシールを貼っていきます。貼り終わるとシールを人差し指でなぞって、きっちりと貼り付けます。 すべての黒丸の上にきれいに貼る事ができました。
2歳4か月になると、シールを20mmから15mmに小さくし、円の中にぴったり貼る事を教えました。
最初は手元が揺れてしまい、ズレて貼っていましたが、何度かやるうちにほとんどぴったり貼れるようになりました。
2歳半を過ぎると、大小や形の違いがわかるようになり、知育練習もセットになったシールブックを楽しめるようになりました。
シール遊びが2歳児に与えた効果
大人が思っているよりもシールをはがすという動作は難しいようで、段々と上手にはがせるようになっていく姿が見られました。
また、シールを貼るのはとても楽しいようで、自分から「ペタペタやりたい!」と積極的に取り組んでおり、始めると数十枚連続でひたすら貼り続けていました。
ゴミ片付けも最初に教えた後は自分で容器を持って捨てに行くようになり、お片付けの習慣が身についてきたのも良かったです。
簡単可愛い!2歳向け手作りおもちゃのおすすめ本
シール貼り以外にも準備できるおもちゃはあります。わが家で参考にしている手作り本を2冊ご紹介します。
①子どもの才能を伸ばすモンテッソーリ教具100
100均材料を中心に手作りできるおもちゃが100例載っている手作り本。
0歳から6歳を対象に動作別でおもちゃがまとめられており、推奨年齢も書いてあるので、わかりやすいです。
↓くわしいレビューはこちらでご紹介しています。
②ひとりで、できた!
0歳~3歳児が大好きなかわいい手作りおもちゃがたくさん載っています。少し手の込んだものが多いので、しっかりとしたおもちゃを作ってあげたい方向けです。動作別、年齢別におもちゃが分けられています。
↓くわしいレビューはこちらでご紹介しています。
手作りできないおもちゃはレンタルしよう!
わが家では手作りすると費用がかかったり、手作りが難しいものはおもちゃの定額制レンタルサービスを利用しています。
良質なおもちゃは、子供の発達を促進する効果があります。
でも、購入するとなると、3,000円前後するため、お金がかかってしまうのが悩みです。
そのため、わが家では年単位で長く使えるものは購入しますが、他はレンタルしています。
わが家で利用しているレンタルサービスの「トイサブ」では、2か月単位で6個の良質なおもちゃをレンタルできます。
1個当たり、月額600円程度で利用できる計算なので、とてもおトクです。
レンタルするおもちゃはプランナーさんが利用者に合わせて最適なおもちゃを選んでくれるので、時間も節約できるというメリットがあります。
手作りできないおもちゃをおトクに利用したい方はぜひご検討ください。
↓トイサブのサービスや特徴についてはこちらでくわしくご紹介しています。
まとめ
シール遊びは道具の準備も簡単で、子供も集中して取り組みやすい遊びです。
指先の発達にとてもいい遊びなので、ぜひ試してみてください。
シールを決まった位置にぴったり貼れるようになったら、のりを使って色紙をはる「のり貼り」にチャレンジしてみましょう!