赤ちゃんが最初に触れるおもちゃ、ラトル(ガラガラ)。
出産前後に準備される方が多いと思いますが、「いつから使えるの?」、「どんなラトルがいいの?」等、迷う事が多いです。
さまざまや素材や形があるので、親の好みで選んでしまいがちですが、ラトルにも成長段階に合わせたものを選ぶのが好ましいです。
最初に手にするガラガラは子どもにとって初めて触れる知育玩具です。
子どもの五感を刺激し、発達をサポートしてくれるものを選んであげましょう。
ここでは、ラトルはいつから遊べるのか?、ラトルの選び方やおすすめのラトル、お手入れの仕方などをご紹介します。
ラトルはいつから使うの?
にぎる力が安定してくる生後3か月頃から本格的にラトルを楽しめます。
生まれたばかりの赤ちゃんは自発的に物をにぎることはできませんが、周りの大人がにぎらせようとすると、反射的に物をにぎれます。
生後2、3ヶ月頃になると、反射的ではなく、自分の意思で物をにぎろうとするようになります。
生後3か月より前はお父さんお母さんが振って見せてあげ、その後は自分でにぎらせるようにしましょう。
ラトルにはどんな効果があるの?
ラトルは赤ちゃんの五感を刺激し、発達をサポートしてくれます。
✔視覚
いろいろな色、形を見ることで視覚が発達します。またラトルの動きを目で追うことで追視の訓練にもなります。
✔聴覚
ラトルを振った時の音が耳に刺激を与えて、聴覚を刺激します。
✔触覚
さまざまな素材や形を触ることで触覚が刺激されます。なるべく多くの素材や形に触れさせましょう。
✔嗅覚
木製のものは自然の木の香りがします。嗅覚が敏感な赤ちゃんには自然のいい香りをたくさん嗅がせてあげたいですね。
✔味覚
赤ちゃんは何でも口に入れてしまいます。ラトルも口に入れてしゃぶることで味覚が刺激されます。安全性については注意する必要があります。
五感に良い!ラトルの選び方
ラトルを選ぶ時のポイントと素材についてご紹介します。
選ぶポイント
ラトルは赤ちゃんが初めて触るおもちゃなので、五感を刺激するものを選びましょう。
どの素材がいい?
ラトルには、布製、木製、プラスチック製、金属製のものがありますが、いろいろな素材を触らせてあげましょう。
素材によって感触や温度が異なるため、触ることにより違いが感じられます。
特に布、木などの自然のものは積極的に触らせてあげましょう。
金属については銀製のラトルが販売されていますが、値段が高いことに加えて種類も多くないため、ここでの紹介は省略させて頂きます。
それぞれの素材のメリット、デメリットをご紹介します。
素材 | 布製 | 木製 | プラスチック・樹脂製 |
メリット | ・軽くて柔らかい。 ・投げたり、顔に落ちても安心 ・洗濯しやすい。 | ・自然の風合いを感じる。 ・お祝いギフトにいい。 | ・カラフルで多機能なデザイン。 ・軽くて、お手入れが楽 ・値段が割安 |
デメリット | ・ほつれた糸くずの誤飲に注意。 | ・カビに注意。 ・重さや硬さがある。 ・値段が割高。 | ・手で持つ時に滑りやすい。 ・壊れやすい ・自然素材ではない |
それぞれの素材のメリット、デメリットを考慮した上で、いろいろな素材や形のものを体験させてあげてください。
月齢別おすすめラトル13選
赤ちゃんの成長は早いので、月齢により好ましいラトルも変化します。
ここでは、月齢別におすすめのラトルをご紹介します。
生後1ヶ月頃〜
まだ自分でにぎることができない赤ちゃんには腕にかけてあげられるリングタイプのものやリストバンドがおすすめです。
ネフ社のリングリィリングは木製の割には軽く作られていて、手触りもとてもなめらかなです。低月齢の赤ちゃんでもにぎりやすいようにリングも細めに作られています。1つの輪に小さな4つの輪が付いていて、振るとカラカラと軽快な音が鳴ります。
まだにぎれない時期は手首にかけてあげたり、大人が側で振ってあげるようにしましょう。
生まれたての赤ちゃんから使えるオーガニックコットン製のリストバンド型ラトル。手首や足首に付けると、動くたびにシャラシャラと優しい音色がします。ねこ以外にもいろいろな動物のタイプがあります。
オーガニックコットン製のリング型ラトル。ウサギやクマ、イヌが、赤ちゃんにもにぎりやすい取っ手のようにデザインされています。振るとシャラシャラと軽やかな音がなります。
生後3か月頃〜
自発的に物をにぎるようになる3か月頃からは、にぎりやすいスティックタイプがおすすめです。
ネフ社のティキは日本の小柄な赤ちゃん向けにデザインされたもので、重さも30gと軽い作りになっています。グリップ部分は、にぎりやすいキノコ型で木の温もりが感じられます。先端には目を引く鮮やかな木の玉があり、引っ張ったりなめたりして遊べます。
ネフ社のロングセラー商品、ドリオ。カラフルな木の玉は各2つずつ同じひもで結ばれていて、1つを引っ張るともう1つが引っ張られて短くなるようになっています。グリップ部分は細めでにぎりやすくなっており、振ると木の心地よい音色がします。
重さが50gあるので最初は玉を引っ張ったり、なめたりして遊び、腕力がついてきたら振って遊ぶようにするといいと思います。
高品質な日本製のラトル。オーガニックコットンを使用し、肌に優しいパイル生地なので口に入れても安心です。振ると優しい鈴の音色が聞こえてきます。うさぎ、くま、ぞうの可愛らしいデザインから選べます。
とてもシンプルな作りで赤ちゃんにも優しい無塗装のラトル。
ボタンを押すとレジ袋の「カシャカシャ」音が流れます。赤ちゃんが自分で握れるようになったら、シャカシャカと振ってマラカス遊びができます。
生後6ヶ月頃〜
にぎる力がついてきて、両手で物を触れるようになったら、動かして遊べるタイプがおすすめです。
柔らかくてにぎりやすいゴム製のボール型ラトル。ビーズが入っているので振るとシャカシャカと音がなります。振ったり、転がしたりといろいろな遊びができます。他の色や形のバリエーションも豊富です。別売りのオーボールリンクとセットで使うとベビーカーにもつけられます。
黄色の星が可愛らしいボーネルンドの人気ラトル。
片手で持つと双子の星ががクルクルと回り、自然と両手で持つ動きを促します。丸みを帯びたデザインになっており、おせんべいのような形は歯固めとしても使えます。
カラフルな花びらがついたハバ社の人気商品。ラトルをコマのように回したり、振って鈴の音を楽しんだり、花びらをクルクル回転させて遊んだりと手先を使っていろいろな遊びができます。
形のアイデアとカラフルな色合が魅力な、ベリデザイン社の人気商品。
玉どうしは丈夫なゴムひもで繋がっていて、丸めたり、平らにしたりいろいろな形に変えられます。両手をいっぱい使って遊べるラトルです。
生後8ヶ月頃〜
ずり這いやハイハイが始まる時期は、赤ちゃんが追いかけたいと思うような転がして遊ぶラトルがおすすめです。
白木の円柱に鈴が入ったシンプルな作り。自然の木の風合を感じられます。一番オーソドックスなタイプです。
カラフルな色合が目を引く木製ラトル。転がすと鈴の優しい音色がします。約6cm四方と小型なので、外出時に持っていくことも可能です。
ラトルを手作りする場合
ラトルは手作りすることもできます。木製は難しいですが、布製であれば自分で好きな形を縫うことができます。
「手作り ガラガラ」や「手作り ラトル」で検索すると手作りの方法を紹介したページがいろいろ出てきますので、ご参照ください。
手作りのキットも販売されていますので、少し手間を省きたい方はどうぞ。
ラトルはレンタルもできる!
ラトルはちょっと良いものにしようと思うと3,000円前後かかりますが、定額レンタルサービスを利用すると、同じような価格で1か月あたり5~6個のおもちゃがレンタルできます。
わが家でも定額制レンタルサービスの「トイサブ」を利用していますが、おもちゃ
1個当たりに計算すると、月額600円程度で利用しています。
いろいろなおもちゃを一緒にレンタルできるので、とてもおトクです。
レンタルするおもちゃはプランナーさんが最適なものを選んでくれますし、自分でリクエストする事もできます。
ご興味のある方はぜひお試しください!
↓トイサブのサービスや特徴についてはこちらでくわしくご紹介しています。
素材別ラトルのお手入れ方法
ラトルを買うと悩むのがお手入れ方法です。
各素材別にお手入れの仕方をご紹介します。
布製の場合
①赤ちゃん用洗剤をぬるま湯で薄める。
②ラトルを入れて、やさしくもみ洗いする。
③タオルでくるんで水気をよく拭き取る。
④タオルにくるんだまま洗濯機で脱水する。
⑤ラトルを取り出して、天日干しにしてよく乾かす。
木製の場合
①湿った場合はすぐに水気を拭き取る。
②直射日光の当たらない場所で自然乾燥させる。
除菌スプレーやおしりふき、アルコールを使った消毒は変色や塗装のはがれを招く恐れがあるため、好ましくないです。
どうしても消毒したい場合は、柔らかい布に消毒剤を含ませてやさしく拭いてください。
プラスチック製の場合
①水洗いもしくは哺乳瓶用洗剤で洗う。
②水気をふき取り、直射日光の当たらない場所で自然乾燥させる。
まとめ
ラトルについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
単純にラトルと言っても、いろいろな素材や形がありますので、よく検討し、生後3ヶ月までに準備しておきましょう。
出産お祝いとしてもらった場合は、ご家庭で別の素材や形の物を準備して、数種類を使い分けるといいと思います。
赤ちゃんの五感の発達に重要な役割を果たすものなので、ぜひ良いものを選んであげてください。