0歳と比べて1歳は手や腕が発達し、物をしっかりにぎれるようになります。
0歳では楽器を手でたたいて遊んでいましたが、1歳頃になると、スティックやバチを持ってたたくことができるようになってきます。
細いものをつかむ力やねらったところに当てる集中力を養うには楽器遊びがおすすめです。
ここでは1歳児の楽器あそびのねらい、おすすめの楽器おもちゃ、遊んだ様子と効果をご紹介します。
楽器遊びはいつから始められる?
・楽器を手でたたく=9か月頃から
・楽器をスティックやバチでたたく=1歳頃から
手でたたく楽器であれば、お座りが安定してくる生後9ヶ月頃から遊べます。
手でたたく楽器に慣れ、スプーンなどをにぎれるようになってきたら、スティックやバチでたたく楽器で遊べるようになります。年齢の目安としては、1歳頃になります。
ここでは1歳児の楽器遊びについてご紹介します。
↓0歳向け楽器おもちゃについてはこちらの記事でご紹介しています。
※子供の成長には個人差がありますので、様子をみながら進めてください。
1歳児の楽器遊びのねらい
①指や手首、腕を動かし、筋力をつける
スティックをにぎり、物をたたくには指、手首、腕の力が必要になります。何度も楽器をたたく事で日常生活に必要な指、手、腕の筋力がついてきます。
②指、手首、腕を自分の意思通りにコントロールする。
ねらったところにスティックを当てることで目と手の協応動作ができるようになっていき、手や腕を自分の意思通りにコントロールできるようになります。
③リズム感や音感を育てる
楽器をたたく事でさまざまな音が発生します。音を聞く事でリズム感や音感が育っていきます。
1歳児におすすめの楽器おもちゃ5選
楽器のおもちゃは各メーカーからたくさん出ています。その中からおすすめ楽器おもちゃをご紹介します。
①ソリッドドラム(プラントイ)
日本のグッドトイ賞を受賞したプラントイのソリッドドラム。バチのヘッド部分には柔らかいゴムを採用し、たたくとポンポンと木の優しい音色がします。
表面にはスリットが入っており、音の反響効果はもちろん、真ん中や端など、たたく場所や力加減で音色が変わります。
子どもが扱いやすく軽く設計されていて、たたきながら音の違いを発見できる楽しさがあります。
②シロホンクマ(KAWAI)
カラフルで、かわいらしいくまさんがプリントされた1オクターブの木琴です。 ポプラ材を使用しており、やわらかい音色が響きます。正しい音程で、打面には音階が描いてあるので、音階の基礎を学ぶこともできます。
③オーバルシロフォン(プラントイ)
カラフルなやさしい色使いが目を引くプラントイのオーバルシロフォン。
初めての赤ちゃんが使いやすいように音盤の数を少なくし、一つ一つが大きめになっています。音盤の端が丸くなっていたり、本体がコンパクトな作りになっているのもいいですね。
音程はついていないので、まずはたたいて音を出すのを楽しんで、演奏に興味があれば本格的なものに買い換えたいという方にはぴったりです。
④コンサートトライアングル(スズキ)
木とは違った音が楽しめるトライアングル。サイズの種類が多いです。
どこをたたいてもチーンという音がなるので、小さな子どもでも扱いやすいです。片付けるのに場所を取らないのもいいですね。
⑤パウンドアンドタップベンチ(ハペ社)
ハンマートイと鉄琴がセットになったパウンドアンドタップベンチ。ハンマーで落した玉が鉄琴の上を転がり、音が流れる仕組みになっています。
鉄琴が外せるようになっているので、1歳頃は鉄琴をたたいて楽しんで、1歳半頃からはハンマートイとして使えます。
楽器おもちゃはレンタルもできる!
楽器おもちゃを購入しようとすると3,000円前後かかりますが、定額レンタルサービスを利用すると、同じような価格で1か月あたり5~6個のおもちゃがレンタルできます。
わが家でも定額制レンタルサービスの「トイサブ」を利用していますが、おもちゃ
1個当たりに計算すると、月額600円程度で利用しています。
いろいろなおもちゃを一緒にレンタルできるので、とてもおトクです。
レンタルするおもちゃはプランナーさんが最適なものを選んでくれますし、自分でリクエストする事もできます。
ご興味のある方はぜひお試しください!
↓トイサブのサービスや特徴についてはこちらでくわしくご紹介しています。
楽器おもちゃの遊び方(1歳児編)
初めてやる時は、親が以下手順でお手本を見せてあげてください。子供がやり方を理解した後はお手本は省略して構いません。
①最初にスティックやバチのにぎり方をよく見せてあげます。
②スティックやバチで楽器おもちゃをたたいて音が出ることを一緒に確かめます。違う場所をたたいて音の違いを楽しみましょう。
③子供にやってみたいか誘ってみて、やらせます。やりたくなさそうな時は無理にやらせずに、時間をおいてまた誘ってみます。
④遊び終わったら、片付けます。
最初は自由にたたかせてあげましょう。
そのうち、たたく場所や力加減によって音が変わることに気づくようになります。
紙や木の空箱、ミルク缶、キッチン用品のボウルなど、身の周りにある物もたたくとそれぞれ違った音がします。
楽器おもちゃと組み合わせて使ってみてください。
注意!
スティックやバチは持ったまま歩くと危険ですので、取り組む時は必ず側で見てあげるようにしましょう。
1歳児の楽器遊びの様子をご紹介!
わが家では1歳になった頃から、いろいろなものを棒でたたいて鳴らすようになりました。
大人をマネをしておりんを「チーン」と鳴らしてみたり、ミルク缶の裏をボールペンでたたいてみたりしました。
やはり心地よい音が鳴るおりんに興味があるようです。
1歳3か月になり、木琴を出してみました。木琴には興味があるようで、さっそくたたこうとバチをにぎります。
バチは真ん中をにぎるように教えましたが、端をにぎってたたこうとします。バチが木琴の裏に潜り込んでしまったりしてうまく音が出ませんでした。
何週間かやっていると、ようやく真ん中をにぎり、音が出るようになってきました。
自然の木の音色はとてもやさしく耳にも心地よいです。これからもいろいろな楽器に触れさせたいなと思います。
実感!楽器遊びの効果
スティックをにぎって、木琴をたたくという単純に思える動作も1歳児にはまだ難しいという事が実感できました。
最初はスティックをしっかりにぎる事も難しかったのですが、何度もやるうちにしっかりにぎれるようになり、木琴に当てて音を出せるようになっていきました。
子供がだんだんとできるようになっていく姿が見られて、良かったです。
まとめ
スティックやバチを使って楽器をたたくと指や手先が発達するだけでなく、演奏する楽しさを感じる事もできます。
子供向け楽器おもちゃにはラッパやピアノなどもありますので、いろいろな楽器で遊んでみてください。
スティックやバチを使ってたたくことに慣れてきたら、ボールをハンマーでたたき落とすハンマートイもおすすめです。
ハンマートイについてはこちらをご参照ください。