子供は花や草木を摘むのが好きですよね。
子供が身近な植物に興味を持ち始めたら、図鑑を使ってぜひその魅力をたくさん伝えてあげましょう!
植物を知る事で、科学に興味を持つきっかけにもなり、知りたいという好奇心がドンドン広がっていきます。
ここでは、子供(幼児、小学生)向けにおすすめの植物図鑑をご紹介します。
図鑑以外にも五感を使った体験例も紹介していますので、合わせてご参照ください。
子供向けおすすめ植物図鑑はこれ!
植物図鑑はいろいろな種類が出版されています。子供に図鑑を買うタイミングとおすすめの幼児、小学生向け植物図鑑をご紹介します。
子供に図鑑を買うタイミングはいつ?
公園や道端に咲いている花に興味を持ち始めたら、図鑑を準備しましょう。
写真を眺めるだけなら3歳くらいから、内容を説明しながら一緒に読むなら5歳前後からが楽しめると思います。
まずは図鑑でよく知っている花の写真を眺める事から始めて、興味があるようであれば、詳しい内容を話して聞かせます。
「知る事は楽しい」と感じてもらうようにすると、知的好奇心が育まれていきます。
幼児でも楽しめるおすすめ植物図鑑2選
①しょくぶつ (はっけんずかん)
いろいろな植物の不思議がわかるしかけ絵本図鑑。
めくるしかけページは、たんぽぽの綿毛が飛んだり、ひまわりの花の中の様子がわかったり、いろいろな植物が工夫して生きていることが学べます。
図鑑ページには、野原や公園、林、池、畑の植物の写真が載っており、幅広いたくさんの植物に出会えます。
わかりやすく、やさしい文章なので、読みきかせや子供が自分で読む図鑑としても使えます。
②色と形で見わける散歩を楽しむ花図鑑
携帯に便利なポケットサイズの図鑑。
道端やお庭でよく見かける代表的な花を
555種掲載。花の色で調べる事ができるので、文字が読めない子供でも扱いやすいです。
チューリップやパンジーなど花色が複数ある園芸種などは、花の形から探すこともできます。
小学生向け定番のおすすめ植物図鑑4選
③小学館の図鑑NEO 植物 DVDつき
生えている場所や季節ごとに身近な植物を美しいイラストで紹介。草花遊び、世界の植物や学校の授業で習う植物まで網羅しています。
付録のDVDは、ドラえもんとのび太が、身近な場所から高山や海辺、世界まで、さまざまな場所へ植物観察の旅に出かけるストーリーになっており、とても楽しく勉強になります。
④学研の図鑑LIVE 植物 DVD付
植物やキノコ約1300種を、美しい写真で紹介しており、植物の本物の姿がわかります。「本当の大きさ」ページでは、日本のどんぐり22種や、海外の果実やたねなどを実物大写真で確認できます。
無料アプリをダウンロードして、スマホやタブレットを本にかざすと、花の咲く様子やたねの散らばる様子、どんぐりの発芽の様子など、本誌と連動した様々な植物動画が見られます。
付属のDVDでは、BBC(イギリス放送協会)制作の貴重な映像とともに「植物の進化と地球の変化の関係」を解説しています。
⑤講談社の動く図鑑MOVE 植物 DVD付
豊富な生態写真や、高解像度の写真が、まるで植物写真集のようにきれいで、わかりやすく掲載されています。
動きのあるシーンを紹介する事で、よりリアルな姿を見る事ができるのが特徴です。
NHKのスペシャル映像を豊富に使った59分DVDは図鑑と連動した作りです。
⑥小学館の図鑑NEO 花 DVDつき
花好きにはおすすめ!分類順に掲載した児童向け本格的な花図鑑。
最新DNA分類(APG分類)順に、科ごとに紹介することで、植物を明確に理解することができ、分類順が主流の大人の図鑑への移行がしやすい作りとなっています。
7年もかけて撮影した美しい白背景の写真は、見ているだけでも楽しくなります。
付属のDVDでは、ドラえもんとのび太が、小さい子どもたちにもわかりやすく、植物や花の世界を50分の映像で紹介します。
図鑑を見た後は、体験してみよう!
子供は五感を通して様々な事を学んでいきます。
図鑑を見た後は五感を使って様々な活動を行い、理解を深めていきましょう!
わが家で実施した活動の例をいくつかご紹介します。
絵カードで植物の名前を覚えよう
花や草木の名前を調べていくうちに、覚えたいという意欲が高まってきたら、絵カードがおすすめです。
我が家ではくもんの絵カードシリーズの「花と木カード」を利用しました。馴染みの深い花と木が31種類入っています。表には花の絵が書いてあり、裏には花の名前と説明文が載っています。
花の名前を覚えてきたら、春の花、夏の花、という具合に季節でカードを分けてみたり、花の色で分けてみたりと応用できます。
子どもがとても気に入って、1ヶ月以上毎日カードに夢中になっていました。思ったよりも応用範囲が広くてとても役に立ちました。
好きな植物の知識を深めよう
植物の名前を覚えていくと、子供にも好みの植物が出てきます。
わが家の場合は、バラだったので、バラ園に連れて行きました。
バラが咲く時期や、いろいろな形や色がある事を学べました。
バラの香りを嗅いでみたり、触ってみたりと、五感を使って楽しんでいました。
植物の工作で指先を動かそう
植物に関する工作をしながら、名前を覚えると効果的です。
例をあげると、ぬりえ、折り紙、押し花などいろいろあります。子どもが好きな工作と組み合わせて取り組むといいですね。
わが家では、ぬりえと折り紙をやりました。
ぬりえはネットを検索すると無料素材がたくさん出てきます。
わが家ではこちらの無料ぬりえを使いました。子供が好きな可愛い絵が魅了で、塗る部分も多すぎず、少なすぎずで集中してやるにはちょうどいい量でした。
「ヒマワリって何色だっけ?」とか「アジサイって青だけじゃなくて紫もあったよね」なんていいながら、毎日違う花を一つずつ塗っていました。
折り紙もYou Tubeに動画がたくさんあります。折り紙の本もあるのですが、私は立体的な画像が見られるYou Tubeの方が折り方がわかりやすかったです。
子どもにはまだ難しいので親が折ってあげることになりますが、簡単なところは子どもに折ってもらってもいいも思います。
バラ、スズラン、アヤメ、アジサイ、チューリップ…と我が家でもいろいろなものを折りました。
こちらは子供が折り紙で作ったお花です。
花を育てる楽しみを知ろう
子供にお花を育てる楽しみを知ってもらうのもおすすめです。
育てるのが簡単なアサガオ等の種を買ってきて鉢に植え、子供に毎日水をあげてもらいましょう。
わが家でも種から育てて、最後には花が咲きました。一連の流れを観察し、写真を撮って、ノートにまとめました。
毎日水をあげていたアサガオに花が咲いて、達成感を感じられたようです。
科学好きには「かがくのとも」がオススメ!
科学へのきっかけ作り、もしくは科学好きなお子さんには、月刊科学絵本「かがくのとも」がオススメです。
初めて刊行されてから50年以上続いている月刊絵本なので、小さい頃に読んだ事がある人も多いのではないでしょうか?
動物、植物、宇宙、数学、身体、衣食住等、自然や社会のさまざまな事柄を題材にしていて、子供にもわかりやすく説明されています。
わが家でも4歳頃から購読していますが、絵本のストーリーから科学の世界に入れるので、いつも楽しんで読んでいます。
おかげで、「知りたい!」という知的好奇心が育ち、図鑑をよく見るようになりました。
↓こちらの記事で「かがくのとも」を詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
植物は身近にあるものなので、学ぶ教材そろっており、とても取り組みやすいです。
花や植物を知る事で、命を大切に思う気持ちを育む事ができますので、ぜひお子さんと楽しく取り組んでみてください!