小さな子供はキラキラした宝石やきれいな石が大好きですよね。
わが家でもおもちゃのジュエリーでよく遊んでいました。
宝石や鉱物が好きな子供には、図鑑を使ってぜひその魅力をたくさん伝えてあげましょう!
宝石や鉱物の成り立ちを知る事で、科学に興味を持つきっかけにもなり、知りたいという好奇心がドンドン広がっていきます。
ここでは、子供(幼児、小学生)向けにおすすめの宝石・鉱物図鑑をご紹介します。
図鑑以外にも体験を通した活動も解説していますので、合わせてご参照ください。
子供向けおすすめ宝石・鉱物図鑑はこれ!
いろいろな宝石図鑑、鉱物図鑑が出版されていますので、幼児や小学生でもたのしめる図鑑をご紹介します。
図鑑を買うタイミングはいつ?
ネックレスやイヤリングなどのアクセサリーに興味を持ったり、道端に落ちている綺麗な石を集めたりするようになったら、図鑑を準備しましょう。
図鑑は絵本と比べて内容が少し難しくなるため、ある程度長い話を聞くことができ、数を理解し始めた5歳くらいからが楽しめると思います。
もちろん5歳前でも構いませんが、子供が理解できるように親がサポートしてあげてください。
まずは図鑑で綺麗な宝石の写真を眺めてみる事から始めて、興味があるようであれば、詳しい内容を話して聞かせます。
知識を覚えさせようとはせずに、「知る事は楽しい」と感じもらうようにして、知的好奇心を育んでいきましょう。
知的好奇心というのは幼児期の経験が大きく影響するため、今回の取り組みから学ぶ楽しさを知ってもらえたらと思っています。
見ていてウットリ!宝石図鑑2選
(1)ずかん宝石
宝石が好きという子供にまずは読んであげてほしい「ずかん宝石」。
この図鑑は鉱物とそこから生まれる宝石について、詳しく写真で紹介されているので、宝石の成り立ちについて知る事ができます。
宝石にまつわる伝説や名前の由来も書いてあり、網羅している宝石の種類もかなり多いです。
内容はまだ難しい部分も多いので、一緒に読みながら、必要な部分だけ噛み砕いて説明してあげるといいと思います。
我が子も宝石が石からできていたのを知り、びっくりしていました。とにかくキレイな宝石の写真に興奮していました。
(2)美しさと価値がわかる 見て楽しい宝石の本
アクセサリーとしての宝石に興味がある子供に見てほしい「見て楽しい宝石の本」。図鑑ではありませんが、内容は図鑑に匹敵する充実ぶりです。
加工後の宝石に焦点を当てていて、産地ごとの宝石の特徴、カットの種類、同じ宝石でもどのような色合いが価値が高いかなど、丁寧に写真付きで説明されています。
内容は大人向けなので、子供と一緒に写真を眺めながら、簡単に説明してあげるといいと思います。
我が子は誕生石の存在を知り、「自分の誕生石は?お母さんのは?お父さんのは?」と興味津々でした。美しい宝石の写真は大人が見てもウットリしてしまいます。
知識を広げる!鉱物図鑑5選
(3)こども鉱物図鑑
宝石を通して、石や鉱物に興味を持った子供に読んでほしい「こども鉱物図鑑」。
内容としては、小学生向けですが、漢字に読み仮名が付いていて、子供でもわかりやすいように鉱物の特徴が簡潔に書かれています。
鉱石鉱物、宝石鉱物、造岩鉱物、宇宙からきた鉱物のカテゴリーがあり、それぞれ丁寧に解説されています。
また、鉱物の成り立ちについては地球の誕生から順に図で詳しく説明されているので、理科の予備知識になります。
(4)これだけは知っておきたい 岩石・鉱物図鑑
大きめな写真が豊富で岩石・鉱物の特性がわかりやすく解説されています。
石が生まれる場所、 岩石と鉱物の違いなど石に興味を持ち始めた子どもの疑問を解決します。
図鑑というほどの分厚さはなく、要点を絞った内容なので、さらっと読む事ができ、この1冊で鉱物の基礎知識が楽しく理解できます。
(5)小学館の図鑑 NEO 岩石・鉱物・化石
きれいな写真と形のよい標本が掲載された小学館の図鑑NEO。 子供が見やすいように、スーパー拡大写真が付いているので、石の違いがすぐわかります。
全国30カ所以上の博物館や大学、法人をまわり、2年以上の時間をかけて撮影したそうで、標本がとても美しいです。
「やってみよう」コラムや、おもしろ雑学コラムもあり、自由研究や家庭学習にも役立ちます。
(6)学研の図鑑LIVE 鉱物・岩石・化石
美しい鉱物・宝石、話題の隕石、太古に絶滅した生物の化石など約850点を解説した図鑑。
国内30以上の博物館などで撮影した新規写真がたっぷり掲載されています。
DVDが付いていて、菱刈鉱山と瑞浪市の化石発掘イベントが収録されており、大人から子供まで学びに役立つ学習図鑑です。
(7)世界一楽しい 遊べる鉱物図鑑
好奇心を刺激する体験型鉱物図鑑。
鉱物の特徴解説、色や形が面白いものを厳選した図鑑ページ、「割る・浸す・磨く・加熱する・光を当てる・作る」のビックリ実験、そして鉱物アクセサリーから鉱石ラジオ工作などが掲載されています。
内容は小学生向けですが、見る事以外にも鉱物を楽しむアイデアが盛りだくさんです。
図鑑を見た後は、体験してみよう!
子供は五感を通して様々な事を学んでいきます。
図鑑を見た後は五感を使って様々な活動を行い、理解を深めていきましょう!
博物館で原石を見てみよう!
宝石が石から作られていることを知ったら、博物館に原石を見に行ってみましょう。
わが家の近くの博物館には、原石と加工後の宝石が飾ってありました。ルビー、エメラルド、ダイヤモンド…とお馴染みのものもありますね。
本に載っていた宝石があったので、「ルビーだ〜、エメラルドだ〜」と興奮しながら観察していました。
本では原石の大きさがよくわからないのですが、実際に見ると大きさだけでなく、荒削りな表面や色合いを感じることができます。
大きな原石から取れる宝石は小さく、宝石の価値が高いことに気がついてくれたようです。
宝石を触ってみよう!
家に本物のアクセサリーがある場合は、実物を見せておもちゃのアクセサリーとの違いを感じ取ってもらうといいと思います。
我が家では宝石の実物を見せて、輝きやデザインの違いを確認してもらいました。
また、プラスチックと石の違いをもっとしっかり触って感じ取ってもらうために、ネットで安い天然石のブレスレットを買ってあげました。
石の数も多いのでプラスチックと違いを感じ取ってもらうにはちょうど良さそうです。
天然石とプラスチック両方を手に載せて比べてみて、「石の方が重くて冷たいね〜」、「石同士をぶつけた時の音が違う」という感想。
電灯にかざすとそれぞれの石の色合いが違います。自然からできるものは、全く同じものはないことがわかりました。
プラスチックとの違いを感じ取ってもらえたようです。
原石の発掘体験をしよう!
原石が地面の下から掘り起こされる事知ったら、発掘体験をするのもおすすめです。
テーマパーク等の子どもが遊ぶ施設では、原石の発掘体験ができるところがあります。
本格的なものではありませんが、発掘の雰囲気を味わう事ができ、子供の印象にも残ります。
我が家でも実際に体験してきました。砂の中に入っている天然石を探すという内容で、ザルで砂を洗い流すと天然石が出てきました。
子供は宝探しに大喜びで、取り組んでいました。
本物の天然石を使っているそうで、写真入りで天然石のリストも貰えました。
我が子は自分が探し出した天然石が何という名前なのか知りたくて、石とリストの写真を必死に見比べていました。
実際に探すという体験をした事でいろいろな天然石に興味を持ったようです。
もしお近くにありましたら、是非体験してみてください!
宝石に関する工作をする
自分の手を動かして宝石を表現してみるのも楽しい取り組みです。
まずは取り組みやすい塗り絵です。自分が気に入った宝石の色に塗ってみます。
ネットで検索すると宝石のぬりえがいろいろ出てくるのですが、ここのぬりえがシンプルで可愛かったのでご紹介します。
我が子は青い色が好きなので、サファイアとアクアマリンにしました。チェーンはゴールドです。
塗った後はハサミで切って、体に貼って、アクセサリーとして楽しんでいました。
科学好きには「かがくのとも」がオススメ!
科学へのきっかけ作り、もしくは科学好きなお子さんには、月刊科学絵本「かがくのとも」がオススメです。
初めて刊行されてから50年以上続いている月刊絵本なので、小さい頃に読んだ事がある人も多いのではないでしょうか?
動物、植物、宇宙、数学、身体、衣食住等、自然や社会のさまざまな事柄を題材にしていて、子供にもわかりやすく説明されています。
わが家でも4歳頃から購読していますが、絵本のストーリーから科学の世界に入れるので、いつも楽しんで読んでいます。
おかげで、「知りたい!」という知的好奇心が育ち、図鑑をよく見るようになりました。
↓こちらの記事で「かがくのとも」を詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
宝石・鉱物図鑑や、様々な活動をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
わが家では図鑑や活動を通して、宝石の名前や成り立ちを知る事ができ、子供が科学に興味を持ち始めました。
宝石や鉱物は、触ったり、発掘してみたり、活動の準備がしやすいので、お子さんが興味を持ったらぜひ、いろいろと体験する事をオススメします!