1歳を過ぎると小さなものを3本指でつまむ事ができるようになってきます。
つまみ付きのはめこみパズルは指先の発達を促進し、知育効果もあるオススメおもちゃです。
1歳児にパズルはまだ早いと思うかもしれませんが、ちゃんとステップを踏んでいけば、楽しく遊べます。
まずは丸、三角、四角のはめこみパズルから始めてみましょう!
ここでは1歳向けのはめこみパズルのねらいと効果、おすすめパズル、遊び方、遊んだ様子をご紹介します。
1歳のパズルは丸、三角、四角から!
1歳向けでまず一つおすすめするとしたら、丸、三角、四角3ピースの木製はめこみパズルです。
ピースには大きめのつまみがついているため、1歳児でも持ちやすい工夫がされています。
他にもバリエーションはありますので、後ほどご紹介します。
丸、三角、四角パズルはいつから始めるの?
・丸ピースは1歳3ヶ月頃から
・三角、四角ピースは1歳6ヶ月頃から
1歳児にとってはピースをはめたり、はずしたりするだけでも一苦労です。
ピースの形によって難易度が変わってくるため、一つずつステップを踏んで遊びましょう。
丸ピースはどの向きでもはめられるため、1番難易度が低く、1歳3ヶ月前後からできます。
三角、四角ピースははめる向きを考える必要があり、やや難易度が高くなるため、1歳6ヶ月前後からになります。
まだ親指、人差し指、中指の3本指でピースのつまみを持つ事が難しい場合や、もっと早くパズルをやらせたい場合は、手全体で持てる市販のボタンパズルを使うといいと思います。(後ほどご紹介します)
※年齢は目安ですので、子供の成長を見ながら取り組んでください。
知っておこう!丸、三角、四角パズルのねらい
①指先や手首の動きを発達させる。
つまみをつかんだり、ピースをはめこむために手首を動かしたりする事で、自分の意思どおりに手を動かす練習をします。
②形の違いを認識する。
はめこむ動作を通して、形の基本である丸、三角、四角の違いを認識します。
種類いろいろ!おすすめの丸、三角、四角パズル7選
丸、三角、四角のはめこみパズルといっても、いろいろな種類があります。
ここではオススメ品をご紹介します。まずは、モンテッソーリ教具からです。
モンテッソーリ教具
①はめこみパズル(丸、三角、四角のピース)
定番の丸、三角、四角のはめこみパズルです。色も赤、青、黄となっており、子供がピースをはめ込む事に集中できるようにシンプルな作りになっています。
各ピースに持ちやすいようにツマミがついています。
②はめこみパズル(シングル)
丸、三角、四角のそれぞれが1ピースのはめこみパズルになっています。
まずは1ピースではめる、はずす動作に集中したい場合におすすめ。1ピースで練習しておくと3ピースにスムーズに進めます。
スモールステップを意識したモンテッソーリらしい教具だなと思います。
ただ、3ピースのはめこみパズルを使って、1ピースずつ順番に取り組む方法もあります。(わが家はこの方法です。)
③はめこみパズル(大きさ違い)
また、形違いではなく、大きさ違いのはめこみパズルもあります。こちらも合わせて取り組めるといいですね。
市販の知育玩具
知育玩具にはかわいいデザインやピースのバリエーションが異なるものがあります。
④シェープマッチングパズル(プラントイ)
落ち着いた色合いの丸、三角、四角の木製パズル。つまみの部分は大きめにできているため、つまみやすくなっています。
水溶性塗料を使っているため舐めても安心で、嫌なニオイもしません。
誤飲の心配がない大きさなのもいいですね。
⑤フォーマ ベーシック ピックアップパズル(ジェコ)
かわいいパズルがいいという場合は、ジェコ社のピックアップパズル。
ヨーロッパの有名なデザイナーが製作に参加しているため、デザインに特徴があります。
優しい色合いのピースを外すと動物の顔が出てくるところが、子供の興味を引きます。
⑥握りやすい取っ手のついた形パズル(TAG)
6種類の形のピースをはめる木製パズル。
商品名の通り、つまみには高さがあるため、手の平全体で握ることができます。
塗料はEN71(ヨーロッパの安全規格)に適合しているため、安心です。
形が6種類あるため、初めて取り組むのには難易度が高いかもしれませんので、最初は1ピースから始めて、数を増やしていくといいと思います。
⑦ボタンパズル・アニマル(ハバ)
動物の絵が描かれたボードに丸い木のピースをはめていくボタンパズル。
パーツは直径5cmなので飲み込む心配はなく、安心して遊べます。
ピースを手のひらでつかめるので、つまみがついたパズルが上手く扱えないお子さんでも、楽しむ事ができます。
丸、三角、四角パズルはレンタルもできる!
パズルは購入すると1個あたり3,000円前後かかりますが、定額レンタルサービスを利用すると、同じような価格で1か月あたり5~6個のおもちゃがレンタルできます。
わが家でも定額制レンタルサービスの「トイサブ」を利用していますが、おもちゃ
1個当たりに計算すると、月額600円程度で利用しています。
パズル以外にもいろいろなおもちゃを一緒にレンタルできるので、とてもおトクです。
レンタルするおもちゃはプランナーさんが最適なものを選んでくれますし、自分でリクエストする事もできます。
ご興味のある方はぜひお試しください!
↓トイサブのサービスや特徴についてはこちらでくわしくご紹介しています。
少しずつStep up!丸、三角、四角パズルの遊び方
ステップ1 ピースを外してはめる
初めてはめこみパズルに取り組む場合、まずは一番簡単な丸ピースを使って、外す動作とはめる動作の練習をします。
①はめこみパズルを持ってきます。
②三角と四角のピースは使わないので、しまいます。
③まずは親がお手本を見せます。丸のピースをゆっくりと外して手前に置き、またゆっくりとはめます。
④次に子供にやってもらいます。もしやりたくなさそうな雰囲気であれば、無理にやらせず、後日再度行います。
ステップ2 丸、三角、四角の3ピースをはめる
丸ピースを外してはめる事ができるようになったら、三角と四角のピースも加えます。
①はめこみパズルを持ってきます。
②まずは親がお手本を見せます。丸、三角、四角のピースをゆっくり外して手前に置き、
ゆっくりはめます。
三角と四角のピースは手首を回して角を合わるところを強調してゆっくり見せると分かりやすいです。
③次に子供にやってもらいます。もしやりたくなさそうな雰囲気であれば、無理にやらせず、後日再度行います。
手前に置いた3ピースをはめられるようになったら、ピースをバラバラに置いて、形を見てはめられるように練習してみてください。
体験!1歳児が丸、三角、四角パズルで遊んだ様子
わが家では1歳3ヶ月になった時に始めましたが、うまくできないせいか、あまり興味はないようです。
1歳4ヶ月になると丸ピースは1回でスッとはめる事ができるようになりました。
三角、四角のピースにもチャレンジしましたが、まだ手首を回して角を合わせる事ができません。
でも、1歳3ヶ月の時に比べると、ピースをはめる事に興味を持ってきたようで、何度か外したりはめたりする動作を繰り返していました。
1歳6ヶ月になると三角と四角のピースも手首を回して上手くはめられるようになりました。
3つのピースをバラバラに置くと、違う穴に持っていきますが、入らないとわかると別の穴に持っていきます。
形の区別はまだついていないようですが、自分なりに考えて、はめようと努力する姿が見られました。
すべてはめられると手をたたいて、「できた!」と喜び、楽しんでいました。
1歳8ヵ月になると、ピースをバラバラに置いても、穴の形をしっかり見て、迷う事なくピースをすべてはめられるようになりました。
このパズルに取り組んだ事で、ピースをはめる楽しさを知ってくれたようです。
実感!丸、三角、四角パズルでこんな効果があった!
・はめこむ動作ができるようになった。
・自ら誤りに気づく体験ができた。
・ピースをはめる方法を考えるようになった。
最初はピースがはまるように手首を動かして向きを変える事ができませんでしたが、スムーズにできるようになりました。
ピースがはまらない時は自分で誤りに気づいたり、どうしたらはまるか考える体験ができた事が良かったです。
まとめ
まだピースをはめるだけでも難しい1歳児ですが、少しずつステップを踏むと、徐々にできるようになっていきます。
子供が成長していく姿を見られるのは嬉しい限りです。
パズルの最初のステップとして、丸、三角、四角のはめこみパズルおすすめですので、ぜひ取り組んでみてください。
パズルを外したり、はめたりする事ができるようになったら、次はいろいろな形のピースを使う型はめパズルボックスで遊んでみましょう!
↓型はめパズルボックスについては、こちらの記事でご紹介しています。