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1歳のモンテッソーリ【あけ移し①】手作り教具でスプーンのあけ移し

モンテッソーリ教育の日常生活の練習の中で、家庭でも取り組みやすい「あけ移し」のお仕事。

道具を使って行うあけ移しは、スプーンから始まり、トング、ピンセット、箸と進んでいきます。

ここでは、最初の段階となるスプーンのあけ移しについて、お仕事のねらいや取り組み方法、その効果などを体験談を交えてご紹介します。

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あけ移しに使用する教具

あけ移しの教具は家にあるものや100均ショップの商品で手作りできます。

そろえる材料

・スプーン  1つ
・カラーボール(直径2cm前後)10個程度
・容器    2つ

スプーンについて

すくう部分が深めの方がカラーボールが滑りにくいです。スープ用スプーンか、それに近い形ものがおすすめです。最初はまっすぐのスプーンよりも少し角度がついたほうがやりやすいです。

カラーボール

100均ショップで購入できます。初めてやる場合は、直径が20mm前後のものから始めるとやりやすいです。

容器について

お皿だと作業中にカラーボールがこぼれやすいので、少し深さがある容器がいいです。

モンテッソーリ教育では、子供に物を大切に扱ってもらうために、敢えてガラスや陶器の容器を使わせます。ガラスや陶器の方が重さがあるため、作業中も安定して動きにくくなります。

ただ、忙しい中でおうちモンテをされている方もいらっしゃるので、子供がガラスや陶器を落ち着いて扱えるか様子を見ながら使用してみてください。

注意!

カラーボールは誤飲の危険があるため、必ず側についていてください。

モンテッソーリの手作り教具については、『子どもの才能を伸ばすモンテッソーリ教具100』という本に多く紹介されていますのでご参照ください。

あけ移しのねらい

スプーンでのあけ移しのねらいは主に二つあります。

✔スプーンをにぎったり、カラーボールをすくう事で指先や手首を自分の意思どおりに動かす練習をする。

✔お仕事を通して、集中する習慣を身につける。

3本指を使ってスプーンを動かす事で指の筋力がつき、指を自分の意思通りにコントロールする事ができるようになります。次のステップであるトングに移行できるようになります。

カラーボールをスプーンですくって、決まった位置まで持っていく作業は指先に神経を集中させる必要があります。何度もあけ移しをする事で、集中するという体験を積み重ねて行く事ができます。

あけ移しはいつから始めるの?

スプーンを使ったあけ移しは一般的に1歳3ヶ月頃から始めます。

2歳頃からは、単純にあけ移すだけでなく、カラーボールの色分けをしながらあけ移す事ができるようになってきます。

※年齢は目安ですので、子供の成長を見ながら取り組んでください。

もしスプーンでのあけ移しが難しいようであれば、手であけ移しを行い、スプーンに移行してもいいと思います。

あけ移しの取り組み方法

スプーンのあけ移しを初めてやる時は、親が以下手順でお手本を見せて上げてください。子供がやり方を理解した後はお手本は省略して構いません。

①教具をトレイに乗せて持ってきます。子供が一人で持ってこられない場合は、親が一緒に持ってきます。

②親が子供の利き手側に座って、スプーンの正しい握り方を見せます。

正しい握り方

③右の容器からスプーンでカラーボールを1つすくって持ち上げ、一旦止めます。左の容器の上に持って行き、一旦止めます。それからカラーボールを入れます。

④全部移し終えたら、容器の左右を入れ替え、ボールが入った容器を右側に持ってきます。

⑤子供にやりたいか聞き、やりたい場合はやらせます。やりたくない場合はまた今度にします。

⑥教具をトレイに乗せて片付けます。

Point

カラーボールは多すぎると遊んでしまうため、最初は5個くらいから始めます。
慣れてきたら、数を増やしていくといいです。

右の容器から左の容器へ移す事に慣れたら、左から右へ移す練習もしてみましょう。

左から右へ移動する動作は、文字を書く時の動作につながります。

スプーンであけ移しする様子

わが家ではスプーンに興味を持ち始めた1歳4ヶ月頃から取り組み始めました。

スプーンの握り方を見せましたが、なかなかうまくできません。

カラーボールを多めに出すと、手に持ったり投げたりして遊んでしまいました。

ボールで遊んでしまう

カラーボールを移す時に落ちてしまったり、容器に入れる時に転がってしまったりしながら、2個ほど入れる事ができました。

ボールがこぼれてしまう
スプーンを握る手がぎこちない

スープ用スプーンがなかったので、大人用の大きめのスプーンを使いましたが、少し重たかったかもしれません。

飽きるとカラーボールをつかんで遊び始めるので、さっと切り上げます。

1歳5ヶ月になると、食事でスプーンを使うようになったので、食事用をスプーンであけ移しに取り組むようになりました。

少しスムーズに移せるようになってきました

連続で5個以上移せるようになってきました。

あけ移しの教具が出てくると、お仕事をするというのがわかってきて、カラーボールで遊ぼうとする事はなくなりました。

1歳6ヵ月になると、机に座って右から左へとスプーンで移していきます。

スムーズに移していく

だいぶスムーズにできるようになりました。

保育園の給食の時間にグーにぎりをさせているせいか、家で正しい握り方を見せてもなかなかやってくれないのが大変でした。

あけ移しの効果

効果

✓スプーンでの食事が上手になってきた
✓手先をコントロールする力がついてきた

スプーンであけ移しをする事で、スプーンを使って食事をする事が、上手になってきました。

カラーボールがスプーンに乗っている時は手を揺らさないように注意する事で、少しずつ手をコントロールする事ができるようになってきました。

また、意識を集中させる経験を繰り返す事で、集中力も身についてきたように思います。

次のステップは?

スプーンのあけ移しは道具を簡単にそろえる事ができ、知育効果も大きく、おすすめのお仕事です。

スプーンのあけ移しがスムーズにできるようになってきら、次はトングを使ったあけ移しに取り組みます。

トングを使ったあけ移しはこちらをご参照ください。

参考書籍

この記事は以下書籍を参考にしています。

モンテッソーリ メソッドシリーズ(0-3才までの育ちと手助け)

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