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金ビーズで10進法の位取りを学ぶ!モンテッソーリの算数教育⑧

金ビーズ

モンテッソーリの算数教育は具体物を使いながら、数を理解する事から始まります。

1から10までの数を理解できるようになったら、10進法に進みます。

10進法を具体物で表したのが金ビーズです。

金ビーズは算数教具の中でも代表的な教具の一つです。

ここでは、金ビーズの説明、対象年齢、ねらい、使い方などをご紹介します。

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金ビーズはどんなモンテッソーリ教具?

以下4種類のビーズから成り立っています。

・1の玉ビーズ 9個
・10の棒ビーズ 9本
・100の正方形ビーズ 9枚
・1000の立方体ビーズ 1個

①1の玉ビーズ

1の玉ビーズ

1個ずつのバラバラのビーズで、1の位を表します。

②10の棒ビーズ

10の棒ビーズ

10個を針金で通してある1本の棒状のビーズ。10の位を表します。

③100の正方形ビーズ

100の正方形ビーズ

10の棒ビーズが10本横につながって正方形の板になっています。100の位を表します。

④1000の立方体ビーズ

1000の立方体ビーズ

100の正方形ビーズが10個つながって立方体になっています。1000の位を表します。

何歳から使い始めるの?

モンテッソーリの算数教育は、おおよそ4歳以降に始まります。

子供の成長に沿って進むので、厳密に何歳からと決まっているわけではありませんが、金ビーズも4歳以降が目安になります。

ただ、金ビーズを始めるタイミングは、1~10までの数量を理解し、計算練習を行った後になるため、実際には5歳頃からスタートしているようです。

前回ご紹介した算数棒を使った1から10までの足し算、引き算練習はこちらをご参照ください。

金ビーズのねらい

ねらい

10進法の構成を認識させる

1が10個集まって10になり、10が10個集まって100になり、100が10個集まって1000になる、という事を具体物であるビースを使って学びます。

1の玉ビーズは「点」、10の棒ビーズは「線」、100の正方形ビーズは「面積」、1000の立方体ビースは「体積」で表されるので、視覚や触覚(重さ)などを感じながら、数量の違いを理解します。

金ビーズの使い方

金ビースの使い方は大きく二つあります。

・数量の名称を練習する
・数量を数える

順番にご紹介します。

金ビースで数量の名称を練習する

数量の名称練習には以下の金ビースを使います。

・1の玉ビーズ  1個
・10の棒ビーズ  1本
・100の正方形ビーズ 1枚
・1000の立方体ビーズ 1個

ステップ1 数量の名称を教える

①1の玉ビーズを取って、「これは1(いち)です」と教えます。

②10の棒ビーズを取って、、「これは10(じゅう)です」と教えます。更に1の玉ビーズで10の棒ビーズを数えて、10は1が10個集まって10である事を教えます。

玉ビーズを使って上から順に数える

③100の正方形ビーズを取って、、「これは100(ひゃく)です」と教えます。更に10の棒ビーズで100の正方形ビーズを数えて、100は10が10個集まって100である事を教えます。

棒ビーズを使って端から順に数える

④1000の立方体ビーズを取って、、「これは1000(せん)です」と教えます。
更に100の正方形ビーズで1000の立方体ビーズを数えて、1000は100が10個集まって1000である事を教えます。

正方形ビーズを使って端から順に数える

※各ビーズの長さや大きさ、重さを比較しながら、数量の違いを視覚や触覚で感じるようにします。

ステップ 2 言われた名称を選ぶ

子供に「1はどれですか?」と尋ね、言われたビーズを取ってもらいます。他のビーズも同様にします。

順番をバラバラにしてみたりしながら、子供ができるようになるまで繰り返し練習しましょう。

ステップ 3 名称を自分で言う

1の玉ビーズを取り、子供に「これはいくつですか?」と尋ねて答えさせます。他のビーズも同様にします。

順番をバラバラにしてみたりしながら、子供ができるようになるまで繰り返し練習しましょう。

金ビーズで数量を数える

名称が正しく言えるようになったら、金ビーズを使って量を数えましょう。
数量の名称練習には以下の金ビースを使います。

・1の玉ビーズ  9個
・10の棒ビーズ  9本
・100の正方形ビーズ 9枚
・1000の立方体ビーズ 1個

ステップ1 数量を数える

①1から1000まで順番に並べます。

右から左へ順に並べる

②1の下に玉ビースを順番に並べます。1から9まで順番に並べ終わったら、子供に数えてもらいます。

9まで並べ終わったところ

③子供が9まで数えたら、次は10である事を答えさせます。そして、10の下に「20、30・・・」と数えながら、棒ビーズを置いていきます。

90まで並べ終わったところ

④同じように100の位、1000の位も行います。

すべて並べ終わったところ

ステップ2 具体的な数を作る

①1から1000までを順番に並べます。

全部並べる

②お盆やトレイなどに親が言った数を乗せてきてもらいます。

③最初は「1」、「40」、「200」など一つの位数のみにします。
 慣れてきたら、「1」と「40」、「50」と「700」など二つの位数増やします。持ってきたものを「1と40で41(よんじゅういち)だね」と言い方を教えます。

④慣れてきたら、三つの位数、四つの位数というように徐々に位数を増やし、同様に行います。

金ビーズは手作りできる?

金ビーズはとても魅力的なのですが、高価なのが唯一の難点です。手作りできないのか気になる方も多いと思いますので、手作り方法を調べてみました。主に以下2つの方法があるようです。

①色ビーズを使う

手芸店などで手に入る同じサイズの色ビーズで作る方法があります。本物の金ビーズと同じように針金でつなげます。

手間はかかりますが、本物の金ビーズに近い仕上がりになります。

②アイロンビーズを使う

アイロンビーズをつなげて作ります。100の板ビーズまではアイロンで、1000の立方体ビーズは板ビーズを接着剤でつなげます。

本物の金ビーズと仕上がりは異なりますが、ビーズをつなげる手間は少なくてすみます。

金ビースの代用品はある?

本物の金ビーズは高価で購入は難しいけど、手作りする時間もないという場合は、代用品や廉価版もあります。

ラーニングリソーシズ マグネットセット

アメリカの子供用教材メーカーラーニングリソーシズの算数教材。ビーズではありませんが、数量を具体物で学べます。マグネットタイプになっており、黒板にくっつけて説明する事も可能です。

②金ビーズ廉価版

色ビーズを使った廉価版もあります。手作りの材料費と手間を考えると廉価版を購入した方が効率がいい場合もありますので、ご検討ください。

次のステップは?

大人は当たり前のように使っている10進法ですが、子供には概念をすぐ理解するのが難しいです。

金ビースで視覚化する事により、親としても説明しやすくなりますし、子供も具体的にイメージがしやすくなります。

金ビーズを使って10進法の数量を学んだら、次は数字カードを使って数字の読み方を覚えましょう。

数字カードは別記事で紹介予定です。

参考書籍

この記事は以下書籍を参考にしています。

モンテッソーリ メソッドシリーズ(算数教育)学研

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