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数字カードで100の位、1000の位の表記を学ぼう!モンテッソーリの算数教育⑨

10進法数字カード

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モンテッソーリの算数教育は、具体物を使って数を理解する事から始まります。

前回は金ビーズを使って10進法の数量を学びました。

次は数字カードを使って、10進法の表記を学びます。

10進法の数字カードは子供が分かりやすいように色や長さが工夫してあるので、家庭で教える時もぜひ参考にしてみてください。

ここでは、10進法の数字カードのねらい、対象年齢、使い方についてご紹介します。

モンテッソーリ教具「数字カード」とは?

10進法の数字カードは以下4種類のカードから成り立っています。

・1~9(緑の数字)   9枚
・10~90(青の数字)   9枚
・100~900(赤の数字) 9枚
・1000(緑の数字)   1枚

①1~9のカード(緑の数字)

縦7cm×横5.5cmの板に緑で1から9までの数字が書かれたもの。

②10~90のカード(青の数字)

縦7cm×横11cmの板に青で10から90までの数字が書かれたもの。

③100~900のカード(赤の数字)

縦7cm×横16.5cmの板に赤で100から900までの数字が書かれたもの。

④1000のカード(緑の数字)

縦7cm×横23cmの板に緑で1000と書かれたもの。

4種類の数字カードを重ねると、それぞれの位にぴったり当てはまるようになっています。

※自分で作る場合は、4種類がちゃんと重なるように長さに注意してください。紙で作ってもいいと思いますが、厚紙の方が重ねやすいと思います。

※市販品では縦7cm以下のサイズも販売されています。家庭で使用する場合は、スペースの問題もあるため、小さいサイズでもいいと思います。

数字カードは何歳から始めるの?

モンテッソーリの算数教育は、4歳頃から始まります。

子供の成長に合わせて進むので、各教具については厳密に何歳からと決まっていません。

10進法は1~10の数について理解した後に学び始めるので、4歳後半~5歳頃からスタートする事が多いようです。

10進法の数字カードは前回ご紹介した金ビースに十分親しんだ後に使い始めます。年齢の目安としては、4歳後半から5歳頃になります。

※年齢はあくまで目安ですので、子供の成長に合わせて取り組んでみてください。

前回の金ビースについては、こちらをご参照ください。

数字カードのねらい

ねらい

①金ビースに対応した数字を認識する
②数字の表記のしくみを理解する

①金ビースに対応した数字を認識する

数字カードは前回使用した金ビースにぴったり対応するようになっています。金ビースで表した「数量」を、「数字」として認識できるようにします。

②数字の表記のしくみを理解する

数字カードは1の位から1000の位まで長さが異なり、重ねられるようになっています。1から1000までの位数の位置を数字カードで確認しながら、数字の表記のしくみを理解していきます。

数字カードの使い方

金ビースと同様に、数字カードの使い方も主に二つあります。

・数字の名称を練習する
・数字の表記を確認する

順番にご紹介します。

(1) 1、10、100、1000の名称を練習する

数字の名称練習では、1から1000の4枚の数字カードを使います。右から順に4枚を並べます。

ステップ1 数字の名称を教える

①1の数字カードを取って、「これは1(いち)です」と教えます。

②10、100の数字カードも同じように教えます。100まで教えたら、それぞの数字カードの色が違う事も気づかせます。

色が異なる

②1000の数字カードを取って、「これは1000(せん)です」と教えます。1と1000は同じ緑色ですが、1000の方が大きい数字である事を教えます。

1と1000は同じ緑色

③繰り返し練習します。

ステップ 2 言われた名称を選ぶ

子供に「1はどれですか?」と尋ね、言われた数字カードを取ってもらいます。他の数字カードも同様にします。

順番をバラバラにしてみたりしながら、子供ができるようになるまで繰り返し練習しましょう。

ステップ 3 名称を自分で言う

1の数字カードを取り、子供に「これはいくつですか?」と尋ねて答えさせます。他の数字カードも同様にします。

順番をバラバラにしてみたりしながら、子供ができるようになるまで繰り返し練習しましょう。

(2) 他の数字カードの名称を練習する

1、10、100、1000の名称が正しく言えるようになったら、他の数字カードも紹介しましょう。

①1から1000まで順番に並べます。

②1の下に2から9までのカードを順番に並べます。並べ終わったら、子供に読ませます。

③子供が9まで数えたら、次は10である事を答えさせます。そして、10の下に「20、30・・・」と読みながら、数字カードを置いていきます。

④同じように100の位、1000の位も行います。

(3) 数字の表記を確認する

①1から1000までを順番に並べます。

②お盆やトレイなどに親が言った数のカードを乗せてきてもらいます。

③最初は「1」、「40」、「200」など一つの位数のみにします。

 次に、「1」と「40」、「50」と「700」など二つの位数に増やします。

持ってきたものを「1と40で、41(よんじゅういち)だね」と言って、数字カードを右端に合わせて重ね、「41」と表記する事を教えます。

④慣れてきたら、三つの位数、四つの位数というように徐々に位数を増や

子供が理解しやすいように、3つのステップに分けて、少しずつ進めて行きます。

(4) 数量、数字、数詞を一致させる

金ビーズと数字カード

数字と数詞の関係(数字の読み方)が理解できたら、具体物である金ビーズ(数量)と合わせて、数量、数字、数詞を一致させていきます。

一致させるお仕事には3つのステップがあります。

ステップ1 :数量に数字カードを一致させる

①親がお盆やトレイに金ビーズを任意の数、乗せます。例えば「1234」の金ビーズを乗せます。

②子供と一緒に金ビーズを数えて「1234」である事を確認します。

③子供に同じ数の数字カードを取ってきてもらいます。

④子供と一緒に数字カードを数えて「1234」である事を確認します。

慣れるまで何度も繰り返します。

ステップ2 :数字カードに数量を一致させる

ステップ1でやった方法に対して、金ビーズと数字カードを逆にします。

最初に数字カードを任意で選び、それに合う金ビーズを選び、一致させます。

こちらも慣れるまで何度も繰り返します。

ステップ3:数量と数字カードを同時に持ってくる

ステップ1とステップ2に慣れたら、数量と数字カードを同時に持ってくるようにしましょう。

①親が任意の数字を言います。例えば「2361」を持ってきてくださいと言います。

②子供はお盆やトレイに「2361」の金ビーズと数字カードを入れて持ってきます。

③子供と一緒に金ビーズと数字カードを数え、「2361」である事を確認します。

慣れるまで何度も繰り返します。

※慣れてきたら、「203」や「1045」などの間に「0」が入る数字についても練習しましょう。

まとめ

金ビーズと数字カードを使ったお仕事に十分取組み、数量、数字、数詞の理解が深まったら、次は10以上の数字の配列について学びます。

金ビーズと一緒に使う色ビーズという教具を使う事になりますので、次の記事では色ビーズの使い方についてご紹介します。

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