1歳になるといろいろなものを小さな穴に落として喜んだりする様子が見られます。
指先が発達してきて、細いものでも持てるようになってきたら、棒落としおもちゃで遊んでみましょう。
棒落としおもちゃは身の回りのものを使って簡単に手作りする事ができます。
わが家でも子供が繰り返し遊んでくれたので、ぜひおすすめしたいおもちゃの一つです。
ここでは、棒落としおもちゃの手作り方法、遊び方、その効果などをご紹介します。
この記事を参考に子供と楽しく棒落としおもちゃで遊んでみてください!
棒落としおもちゃはいつから遊べる?
棒落としは細い棒を穴に落とすおもちゃで、1歳以降から遊べるようになります。
ここでは、直径1.5cmほどの棒を使った棒落としをご紹介します。
まだ棒状のものを扱う事に慣れていない場合は、太い円柱から初めてみましょう。
↓こちらのポットン落としの記事をご参照ください。
ストローくらい細いものでも扱える場合は、ストロー落としから始めてもいいと思います。
↓ストロー落としはこちらをご参照ください。
※年齢は目安ですので、お子さんの成長を見ながら遊んでみてください。
いろいろある!棒落としおもちゃの知育効果
物を落とす動作の中にもさまざまな知育効果があります。
棒落としの主な効果3つご紹介します。
①目と手の協応動作を促進する
物を穴に落とすには、目と手を連携させて動かす事が必要です。何度も棒落としをくり返すことで、目と手の協応動作がうまくできるようになっていきます。また、指先も器用になります。
②手首をうまく回せるようになる
細い棒を穴にに入れる時はまっすぐに入れられるように手首を使って棒の向きを調整する必要があります。棒落としを繰り返す事で手首がうまく使えるようになっていきます。
③集中力を養う
棒を穴に入れる瞬間は、意識を集中させる必要があります。棒落としで遊ぶ事で集中力を養う事ができます。
棒落としおもちゃを手作りしてみよう!
棒落としおもちゃは簡単に手作りできます。
・落とす棒 10本程度
・落とす棒を入れる容器 1個
・穴の開いた箱 1個
落とす棒について
我が家の場合は、家にあったペグさしというおもちゃのペグがちょうど良さそうだったので、使っています。ペグさしも1歳半頃から遊べるおもちゃなので、おすすめです。
また、市販の木ダボを購入してもいいと思います。
ご参考までに、前回遊んだポットン落としの円柱と今回の棒の直径を比べてみると、こんな感じです。
今回の棒を落とせるようになると、次はストロー落としになりますので、ストローよりも少し太いサイズにしておくといいと思います。
穴の開いた箱
写真は子ども靴が入っていた箱に白い紙を貼ったものです。角には紙が剝がれないようにマスキングテープを貼っています。穴は棒の直径よりも少し大きい程度に開けるといいです。子どもの目を引くようにイラストを貼ってみると可愛くなります。
子供が自分で箱を開けられるようにすると、棒を自分で元に戻してまた遊べるようになります。
市販品にもある棒落としおもちゃ
市販品にも種類が少ないですが、棒落としおもちゃがあります。
①モンテッソーリ教具 円柱落とし
シンプルなモンテッソーリ教具の円柱落とし。
上部に空いた穴に円柱を落とし、ふたを開けて取り出します。
木製の箱の上部に穴が1つあり、落とす円柱は子どもの目を引く赤色になっています。
円柱を落とすことだけに集中できるとてもシンプルな作りです。
円柱落としの教具には「大」と「小」があります。今回は「小」を使います。
「小」は「大」よりも円柱と穴が細くなるため、入れるためには、より細かな調整が必要です。
②ぼうとおし(なかよしライブラリー)
国産材を使用し、職人が手作りしている「ぼうとおし」。棒の角を丸くし、オイルで仕上げているため、木の風合が感じられます。
棒を入れ終わり、フタを反対にパッタンと返すと、また棒を落とせる仕組みになっています。
子供が自分で遊べるように配慮されているところは、さすが日本製!お値段はちょっと高めですが、贈答品にもとてもいいですね。
焦らずゆっくり!棒落としおもちゃの遊び方
まずは、親が子どもに手本を見せます。
静かにゆっくりと棒をつかんで、穴に入れる角度や向きが見えるようにして、落とします。
次に子どもにやってもらいます。
誘ってみても、やりたく無さそうな場合は、無理にやらせず、少し時間を置いてまた誘ってみてください。
細い棒なので、穴に入れる時の角度の調整に時間がかかるかもしれませんが、できるまで見守ってあげてください。
1歳児が棒落としおもちゃで遊んだ様子
我が家では1歳1カ月の頃から遊び始めました。
最初は棒を横にしてして入れようとしていました。
何度かやるうちに、穴と合わない事がわかったようです。指を使って棒を縦向きにしようとするようになりました。
どうしても片手だけで棒を立てた状態にできない場合は、一度左手に持ち替えて、棒を縦にしてから右手に渡します。
何度か手をすべらせて棒を落としたり、棒を穴の周りにぶつけたりしながらも、入れることができるようになりました。
前回のポットン落としで要領がわかっていたせいか、今回の棒落としはわりとすぐにできるようになりました。
簡単可愛い!1歳向け手作りおもちゃのおすすめ本
棒落とし以外にも手作りできるおもちゃはあります。わが家で参考にしている手作り本を2冊ご紹介します。
①子どもの才能を伸ばすモンテッソーリ教具100
100均材料を中心に手作りできるおもちゃが100例載っている手作り本。
0歳から6歳を対象に動作別でおもちゃがまとめられており、推奨年齢も書いてあるので、わかりやすいです。
↓くわしいレビューはこちらでご紹介しています。
②ひとりで、できた!
0歳~3歳児が大好きなかわいい手作りおもちゃがたくさん載っています。少し手の込んだものが多いので、しっかりとしたおもちゃを作ってあげたい方向けです。動作別、年齢別におもちゃが分けられています。
↓くわしいレビューはこちらでご紹介しています。
手作りできないおもちゃはレンタルしよう!
わが家では手作りすると費用がかかったり、手作りが難しいものはおもちゃの定額制レンタルサービスを利用しています。
良質なおもちゃは購入すると1個3,000円前後してしまいます。
そのため、年単位で長く使えるものは購入しますが、他はレンタルしています。
わが家で利用しているレンタルサービスの「トイサブ」では、2か月単位で6個の良質なおもちゃをレンタルできます。
1個当たり、月額600円程度で利用できる計算なので、とてもおトクです。
レンタルするおもちゃはプランナーさんが利用者に合わせて最適なおもちゃを選んでくれるので、時間も節約できるというメリットがあります。
手作りできないおもちゃをおトクに利用したい方はぜひご検討ください。
↓トイサブのサービスや特徴についてはこちらでくわしくご紹介しています。
まとめ
棒落としおもちゃは身近にあるものを少しデコレーションするだけで簡単に手作りできるのでおすすめです。
わが家でも子供が夢中で遊んでくれましたので、ぜひお試しください。
棒落としに慣れてきたら、次のステップとしては、ビー玉落としで遊んでみましょう。
↓ビー玉落としについては、こちらの記事をご参照ください。