1歳の遊びとして定番の棒通し。
リングを棒に通すというとてもシンプルなおもちゃだけに、
「いつから始めるの?」「棒通しおもちゃのねらいって何?」「どの棒通しおもちゃを選んだらいいの?」
など、いろいろと疑問が湧いてきますよね。
棒通しは何通りもの遊び方ができるので、年齢に応じて遊び方を変える事ができますし、知育効果も抜群です。
わが家で実際に棒通しおもちゃを選び、遊ばせた経験をもとに、おすすめの棒通しおもちゃをご紹介します。
棒通しの開始年齢、ねらい、遊び方、効果なども合わせて解説していますので、ぜひご参考にしていただければと思います。
棒通しおもちゃは1歳から始めよう!
0歳児は両手で持つくらいの大きなリングを棒に通していましたが、1歳頃になると、もう少し小さいリングを通せるようになります。
指先でものをつかめるようになってきたら、手のひらサイズのリングを使った棒通しを始めてみましょう。
わが家では1歳5ヶ月頃に本格的に遊んでいました。
前回のリング通しについては、こちらの記事でご紹介しています。
知育に良い!1歳向け棒通しおもちゃのねらい
①指先を発達させる
小さなリングを持って、棒に通すという動きは目と手の協応動作が必要になります。動作を繰り返す事で指先が器用になり、脳へも良い刺激となります。
モンテッソーリ教育では「縫いさし」というお仕事がありますが、「棒通し→ひも通し→縫いさし」と順を追って取り組んでいきます。
この棒通しは、縫いさしにつながる重要なお仕事になります。
②集中力を身に付ける
小さなリングを棒に通す瞬間は手の力加減を調整しないといけないため、指先に神経を集中させます。
何度もを繰り返す事で、集中力を身に付けていきます。
おすすめの1歳向け棒通しおもちゃ
モンテッソーリ教具や、市販のおもちゃなど様々なタイプがあります。
まずは、モンテッソーリ教具から紹介します。
モンテッソーリ教具
モンテッソーリ教具には難易度別に数種類ありますので、簡単なものから順番にご紹介します。
①リングさし
一本の棒に、3つのリングを通すシンプルな作りのリングさし。
前回のリング通しと比較すると、リングの大きさと棒の太さが変わっただけなので、次のステップとして取り組みやすいです。
②三色リングさし
3本の棒それぞれに、3つのリングを通す三色リングさし。1本の時とは違い、他の棒に当たらないように通さないといけないので難易度が増します。色の違いがわかるようになってきたら、色の分類もできます。
③リング横通し
上からまっすぐ下に通す動作と比べて、横から通すのは難易度が高くなります。
市販の知育おもちゃ
市販のおもちゃはカラフルでかわいいデザインのものが多いです。
④ボイラ社 ジオトリオ
ボイラはタイの老舗木製知育玩具メーカーで、数々のグッドトイ賞を受賞しています。
ジオトリオのリングは大きめに作られていて、手の平全体でつかめるので、小さなお子さんから使えます。
棒は台座にゴムで繋がっていて、重さがかかると曲がるようなっているため、安心です。
また、リングを通すことになれたら、リングを「大きさの違い」、「形の違い」、「色の違い」で分類しながら通す等、発展した遊びができます。
⑤ニック社 プラステン
ドイツのニック社はシンプルなデザインの木製玩具で有名です。
プラステンは棒通し以外にもひも通し、おはじき、おままごとなど、年齢に応じて様々な遊びが楽しめます。
ネットで「プラステン 遊び方」で検索するといろいろ出てきますので、ご参照ください。
五色のリングが50個ついていますが、無くした時は1個から取り寄せが可能です。
⑥ウッディプッティ はじめてのつみき Ring 10
ウッディプッティは天然木の温もりにこだわり、常に個性的なデザインで木製玩具を作る日本のメーカー。
Ring 10はかわいいパステルカラーが魅力で、リング以外にも顔や帽子のパーツがついています。
棒通し、積み木、平面遊び、人形遊びなど、基本の遊びが30通り楽しめます。
⑦ソート&カウントシティ(Im TOY アイムトイ)
種類分け(ソーティング)、数の数え方(カウンティング)、紐通しなどのいろいろな知育遊びが楽しめるおもちゃ。リングタイプのパーツだけでなく、乗り物をモチーフにしたパーツを動かしたり、街を作って楽しんだりと長く楽しめます。
子供のアイデア次第で長く使える知育玩具です。
我が家で選んだのは…
ボイラのジオトリオを選びました。選んだ理由は3つです。
①ピースが大きめで、棒も曲がるので1歳児でも安心。
②リングが丸、三角、四角になっているので、つかみ方の違いを学べる。
③もう少し大きくなると、形、大きさ、色で分類して遊べるので、遊び方を発展させる事ができる。
ジオトリオはプラステンやRing10に比べると、より低年齢向けかなと思います。どれにしようか迷いましたが、1歳児が扱いやすいものにしました。
棒通しおもちゃはレンタルもできる!
棒通しおもちゃは購入すると1個あたり3,000円前後かかりますが、定額レンタルサービスを利用すると、同じような価格で1か月あたり5~6個のおもちゃがレンタルできます。
わが家でも定額制レンタルサービスの「トイサブ」を利用していますが、おもちゃ
1個当たりに計算すると、月額600円程度で利用しています。
棒通し以外にもいろいろなおもちゃを一緒にレンタルできるので、とてもおトクです。
レンタルするおもちゃはプランナーさんが最適なものを選んでくれますし、自分でリクエストする事もできます。
ご興味のある方はぜひお試しください!
↓トイサブのサービスや特徴についてはこちらでくわしくご紹介しています。
ゆっくりステップアップ!棒通しの遊び方
まずは親がお手本を見せます。楽しそうにやるのがポイントです。
親指、人差し指、中指の3本でリングをつかみ、ゆっくりと棒に通します。
次に子供にやってもらいます。
子供がやりたくない時は無理にやらせず、日を置いてから、また誘ってみてください。
次に年齢別の遊び方をご紹介します。
1歳児の遊び方
棒にリングを通したり、外したりして遊びます。まずはリングを通す事に慣れましょう。
最初はリング数個から始め、徐々に数を増やしていくとやりやすいです。
2歳児の遊び方
色や形の違いがわかってくるので、リングを色分けして棒に通したり、形分けして通したりしてみましょう。
1歳児が棒通しで遊んだ様子は?
前回のリング通しは1歳2ヶ月くらいにできるようになりました。
そのため、今回の棒通しは1歳4ヶ月からスタートです。
最初のうちはあまりリングには興味が無さそうで、代わりに顔のピースが気に入ったようでした。
手でつかんで棒に通します。積み木のような形なのでつかみやすそうです。
時々、飽きるとリングに指を入れたり、投げたりするので、飽きた時は適当なところで切り上げます。
1歳5ヶ月になると、リングを通す事に興味を持ってきたようで、どんどん通していきます。
まだ色、形、大きさの区別はつかないので、順序は気にせずに通してもらいましょう。
遊び始めてから1か月ほどでスムーズにリングを通せるようになりました。
2歳前くらいになると、赤いリングは赤い棒、青いリングは青い棒、という具合に色を揃えられるようになりました。
棒通し遊びから得られた効果をご紹介
今までは丸いリングしか通していませんでしたが、三角や四角のリングも持つ位置を考えながらつかみ、上手に通す事ができるようになりました。
リング通しに比べて、リングのサイズが小さくなった事もあり、通す時に指先に集中するようになりました。棒通しおもちゃに興味を持ち、楽しく遊ぶ事ができました。
まとめ
棒通しおもちゃは指先を発達させたり、集中力を養ったりと知育効果抜群です。
遊び方のバリエーションも多いため、ご家庭の好みに合った棒通しを選び、長く遊んで頂ければと思います。
棒通しができるようになると、次は玉にひもを通すひも通しで遊べるようになります。
紐通しの記事はごちらをご参照ください。